音源
http://www.roland.co.jp/products/jp/SD-50/
2010年発売の音源。SDシリーズとしてはSD-90、SD-80、SD-20があるが、その系統らしい。
モバイル環境でも制作ができるように配慮されており、軽くて持ち運びできる他、オーディオ機能もサポートしている。
ただしSD-20の倍くらいの大きさと、モバイルPC2台分の厚みがあり、且つ縦置きが不可能なので、基本的には机の上に置いて使うようになっている。
音色はSDシリーズの音色が多く含まれており単品での音質は優秀。ただしドラムにNRPNが効かない、強弱に対する反応が従来音源と全く違うため、マシンガン演奏になりがちなど、とにかくドラム面はいまいち。
また全体的にシンセリードやシンセベースの音が多くなっており、トランス等もこなしやすい。ただしTR909等使用頻度の高いドラムが無い。
他音源と連動する機能がある辺り、単品で使うよりは他の音源と組み合わせて使うのに適しているものと思われる。
音源としてはGM2・GSに対応している。
GSはSC-55とほぼ同じ音であるが、エフェクトの効き方がSC-8850などよりも強い。
GM2は、音色だけGM2と考えた方がよい。従来のGM2音源とは音色が全く違うため、調整しなければならないことがしばしば。
GM2はクラシカルセット、コンテンポラリセットを切り替えられるらしいが、筆者(諸熊)には不可能だった。
内蔵音源部 | |
パート数 | 16 |
最大同時発音数 | 128音 |
内蔵音色数 | 1,125音色、32ドラムセット(ソロ音色:3音色、GM2音色:256音色、9ドラムセット、GS音色:226音色、9ドラムセットを含む) |
ただし、SD-90/80/20と音色配列の互換性は全く無い(MSB96〜107は無音)ので注意。またGM2の音色のMSBは121にすること。。 |
ユーザー音色数 | 3スタジオセット |
エフェクト | リバーブ、コーラス、マスタリング |
オーディオ・インターフェース部 | |
オーディオ入出力チャンネル数 | 入力=1系統(MIC/GUITAR IN:モノ/LINE IN:ステレオ)、出力=1系統ステレオ |
信号処理 | USBオーディオ=16ビット/24ビット、AD/DA変換=24ビット |
サンプリング周波数 | USBオーディオ=44.1kHz、AD/DA変換=44.1kHz |
規定入力レベル | インプット・ジャック(MIC/GUITAR IN)[マイク:-50?-30dBu、ギター:-30?-10dBu]、インプット・ジャック(LINE IN)[ライン:-30?+4dBu] |
規定出力レベル | アウトプット・ジャック:0dBu |
SMF/オーディオ・ファイル・プレーヤー部 | |
再生可能フォーマット | 標準MIDIファイル=フォーマット0、1、オーディオ・ファイル=WAV、AIFF、MP3 |
ディスプレイ | 122×32ドット LCDディスプレイ |
接続端子 | MIDIコネクター(IN、OUT)、インプット・ジャック(ステレオミニ)、アウトプット・ジャック(RCA-PIN)、ヘッドホン・ジャック(ステレオミニ)、マイクジャック(XLRタイプ、ファンタム電源対応)、マイクジャック(TRS標準6.5mm、ハイインピーダンス入力対応)、USBコネクター[COMPUTER(USB 2.0 Full-Speed USB-MIDI及びUSB-AUDIO対応)、MEMORY(USB2.0 Hi-Speed USB-MEMORY対応)] |
電源 | DC9V(ACアダプター)、充電式ニッケル水素電池単3形×6またはアルカリ乾電池単3形×6、USBバス電源対応 |
連続使用時の電池の寿命 | 充電式ニッケル水素電池=約4時間、アルカリ乾電池=約3時間 ※ 使用状態によって異なります。 |
消費電流 | 450mA(バス電源動作)、350mA(ACアダプター、電池動作) |
主な所有者†