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マニュアル(3-6)の…

	★ショパン「幻想即興曲」
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ピアノなのに、“V”で調節していいのでしょうか?

回答

[4363] Re[1]: マニュアル(3-6)の…  
投稿者:岡林 投稿日:2006/06/25(Sun) 19:50:20  [ 返信 ]  

    > ピアノなのに、“V”で調節していいのでしょうか?
    これはあくまでフェードインが目的な訳ですから単純な音量Vを用いないと
    意味がありません。ピアノ、ギターなどならv、ヴァイオリンなどはVを
    使うのが基本となるのは、ピアノのような減衰楽器では発音時にその音に
    対する情報は全て(正確にはペダリングなど色々と他の要素も絡みますが)
    含まれている、例えばピアノなら打鍵した瞬間にその後どのように音色や
    音量が変化していくかはある程度確定してしまう、ということによります。
    鍵盤を押した後、その音の音量がどんどん上がっていったらおかしいですよね。
    一つ一つの打鍵(発音)に対する情報として指定できる、音量に関連する
    パラメータは基本的にはvだけですから、必然的にそれを使うのが基本と
    なるわけです。今回はそうした音楽表現とは関係ないところで使っているので
    Vの遅延音長を使用しても全く問題ありません。

    他方、ヴァイオリンを代表とする接弦楽器などはその刹那刹那に違った
    表情付けを与えることが可能です。そのような指定はvでは出来ませんから
    当然音量に関する情報はVで与えるのが基本となります。しかし、
    アコースティックな楽器の場合、音量変化の原因は基本的に、鍵盤のタッチの
    微妙な違い、弓のあて方とあくまで物理的な要因にあるわけで、本格的に
    リアルな演奏を目指していくなら、このような楽器でもうまくv(音の強弱)も
    利用できねばなりません。同じ波形で音量だけ大きくなると言うことは
    現実の演奏では絶対に起こりえませんから。

    同様にピアノでも同じ音量で、より強い響きの音、弱々しい音両方存在します。
    鍵盤の打鍵速度だけでピアノ音楽のデュナーミクが表現しきれる訳がありません。
    V127:4のような遅延音長の記述は御法度ですが(今回は特殊ケース)、Vとvの
    バランスに変化を与えてみるだけでも、表現の幅はぐっと広がりますよ

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Last-modified: 2006-06-25 (日) 21:00:07