SD-90とSD-80には3系統のマルチエフェクト(MFX)が搭載されています。これの使い方について解説していきます。

使用方法

前提

ネイティブモードに設定しておくこと。

*DATA ""
*DATA "41,10,00,48,12,00,00,00,00,00,00"  ;SD-90 Native

以上のエクスクルーシブを送信することにより、SD-90/80ネイティブモードとなる。なお、ピッチベンド幅などMuseが既定値として送信している数々の設定は送信されないので改めて手動で設定する必要がある。

マルチエフェクトのタイプを変える

エンハンスト音色の場合

SD-90/80ではパート1−3に呼び出されたエンハンスト音色にはデフォルトでマルチエフェクトがかかっている。この、マルチエフェクトを変更する場合は以下のようなエクスクルーシブメッセージを送信する。

*DATA "41,10,00,48,12(α,β,06,00,γ)"

パート1のときα,β = 11,00
パート2のときα,β = 11,20
パート3のときα,β = 11,40

γ=エフェクトタイプ番号

マルチエフェクトのエフェクトパラメータを設定する

*DATA "41,10,00,48,12(α,β,γ,δ,ε,ζ,η,θ)"

α,β

パート1=11,00
ドラムセットのとき11,10
パート2=11,20
ドラムセットのとき11,30
パート3=11,40
ドラムセットのとき11,50

γ,δ

MFX/パラメータ番号対応表

マルチエフェクトを使用してみる(SD-90/80)

パラメータ番号アドレス
106 11
206 15
306 19
406 1D
506 21
606 25
706 29
806 2D
906 31
1006 35
1106 39
1206 3D
1306 41
1406 45
1506 49
1606 4D
1706 51
1806 55
1906 59
2006 5D
2106 61
2206 65
2306 69
2406 6D
2506 71
2606 75
2706 79
2806 7D
2907 01
3007 05
3107 09
3207 0D

ε,ζ,η,θ

エフェクトパラメータ
4つのデータバイトの下位7ビットで正負の数を表す。

設定するパラメータの値データバイト
-20000 = 031E00,03,01,0E
-19999 = 031F00,03,01,0F
-2 = 7FFE07,0F,0F,0E
-1 = 7FFF07,0F,0F,0F
0 = 800008,00,00,00
1 = 800108,00,00,01
2 = 800208,00,00,02
19999 = CE1F0C,0E,01,0F
20000 = CE200C,0E,20,00

マルチエフェクトの種類


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Last-modified: 2010-07-22 (木) 12:22:39